62.焦げたシチュー

第二部 人造人間編

第一章 希望

62 焦げたシチュー

 晩御飯を用意していた時、唐突にトーガが話し始めた。

「トランクスさあ、最近すげえ怖いんだけど」

 見ればいつもよりもぐったりとした様子で肉を串を巻きつけている。

「今日なんか笑いながら殺されるかと思った」

 ――はあ。
 私なんかおとといくらいに初めて笑顔を見たんだが?
 笑いながら殺されるってどんなんなのよ。

「サーヤ、元に戻せる? トラ兄容赦ないの……」

 チルは遠い目をしながら鍋をかき回している。

 元に戻せってどういうこと? それは戻せるもんなのか?

 そもそも双子に対してトランクスさんが強気に出るって日常では見たことない。
 双子の強さ向上、と考えれば容赦ないとしても良かったじゃんとしか……。
 そう言ったら「よくねーよ!」と怒られた。

「うーん……。別に普通だったけどな」

 昼ごはんの時もいつもと変わらず。
 双子にトランクスさんの様子がおかしいって言われても……ピンとこない。

「絶対違う! なんかあったって!! オレ今日ソタ豆二つも食ったんだぞ!」
「本当、怖いよ? 笑ってるのに全然目が笑ってないの」

 そういわれても知らんがな。
 君らのほうが一緒に過ごす時間多いじゃん。

 私はなんとも答えられないまま、フライパンに芋を入れた。
 作るのはジャーマンポテトだ。
 ジャーマンがこの地球にいるかわかんないけど、簡単で美味しいからよく作る。

 芋はよいものだ。
 寒くなる季節はおいしくなるし、嵩増かさましになる。
 手間が少ない煮込み料理にも大活躍だ。
 煮込んでるシチューにもふんだんに入れている。
 さて、あとは何を作るかな……。

「なにか手伝いますか」
「ひぃっ出た!」

 双子の声は見事に重なった。お化けか。

 振り向けばトランクスさんが双子の間を通り抜け、こちらに歩いてくる。

 これ幸いと「持っていってくれますか」と平たい鍋を両手で掴んで差し出すと、大きい手が躊躇ためらいなく伸びてくる。
 表情は平素と変わらない。

 しかしあの夜からトランクスさんの当たりがやわらかくなった……ような気がする。
 気がする、というのは私が勝手に感じただけだが。
 実は笑いかけてくれたのはあの時だけだったから、いまでもちょっと夢だったかもしれない……なんて思ったりしないでもない。

「熱いですよ」

 一応声をかけると「平気です」と返され、鍋の柄を持つ私の手に大きな手が触れる。
 あの時感じた熱さはそのままみたいだ。
 でももう手が触れ合ってもなんとも思わない。

 あれはきっと混乱していたから起こったんだ。確信を持って言える。
 自分のあの時の状態を表現するならこうだ。

 ファンをしているアイドルに出会って微笑まれる。
 そんな状態。

 出会った事も微笑まれた事もないし、好きなアイドルもいないけど。
 でもまあ似たようなもんじゃないか?

 だって私、同じ状況が悟空さんやピッコロさんで起こったら同じように行動停止する自信ある。
 ベジータさんにされたら倒れると思う。
 そう考えたら眼福だったと思えるようになった。

「サーヤはトランクスがおかしくなった理由知らねーの?」

 焼きあがった芋にマスタードを絡めていると、トーガが串に刺さった肉を焼き始めた。
 盛り付ける皿を探しつつ、「知らない」と答える。
 するとチルがお玉を持ちながら「えー!」と大きな声を出した。

「あんなに仲良いのに? 毎日夜一緒にいるよね? わたしたちが寝てから、なにしてるの?」
「ケーキ」
「えー! まだ作ってたのかよ! おっせえ!」

 いらっとした。
 食わせねえぞ……。

 無視して、味噌に漬けていた塊肉を焼く。
 そして別につけておいたミド豆腐も味を見る。
 うむ、うまい。味噌床最高。
 摘まむ指を止められずにいたら、チルがぼそっと呟いた。

「もしかして、わたし達よりサイヤ人よりなのかな……」
「むん?」

 どういうことだ?

「修行しているうちに残虐なサイヤ人の血が……」
「やべえこと言うなよ。そんなんオレら殺されるじゃん」

 それはない……とも言い切れない。
 ベジータさんよりは優しいかもしれないが、敵に対しては全く容赦しなかったもんな。
 地球に来たフリーザをバラバラに切り刻んで気功波でちりにしちゃう男だぜ?
 ちょっとやりすぎじゃないかなとは思ってたんだよな……。

「……マジなの? 逃げたほうがいいんじゃね? 敵わねえよ?」
「死んじゃうよ?」

 味噌漬け豆腐をもぐもぐしていた沈黙を二人は誤解したらしい。身を乗り出して聞いてきた。
 大げさだな。

「……二人が変なことしたんじゃないの?」

 空になった口内で答え、肉をひっくり返す。

「変なこと? うーん……解体した時、膀胱破ってかけちまったことかな……」

 じゅっと音を立てて肉汁が飛んだ。

「頭に卵落として割ったのもトーガだったよね……」
「それを言うならお前は猪の血をわざとかけたじゃん。あと羽で尻尾作ってケツに刺しただろ」
「刺してないよ。捨てようとして投げたら刺さったの。わざとじゃないもん」
「いーや、あれはわざとだった! おまけに腐った果物ぶつけてた!」
「トーガなんかもっと酷かった! 剥いだ皮無理やりかぶせて獣臭いって笑ってた!」
「お前だって一緒に笑ってたじゃんか!」

 会話の内容に身体が固まった。

 どう考えても、いたずらなんてしちゃ駄目でしょ、めっ!で済むようなもんではない。
 いたずらにしては内容がひどすぎる。むしろいじめ。いや、暴行だ。
 解体動物の膀胱破った? 血をかけた? 地球人相手なら最悪死ぬ。

 ……地球人並の道徳心を叩き込んだつもりだったが、つもりだったらしい。
 今に至るまで全く気づかなかった自分に怒りが湧いてくる。

 それはトランクスさんだって報復するわ。
 私だったらできるなら半殺しにしてる。

 双子たちは私が怒りのあまり震えていることに気付きもせず、ひよこの鳴き声のようにけたたましく言い合っている。

「それ……謝ったのか?」
「えっ?」

 自分でも思ってもいないくらい低い声が出た。

「トランクスさんに謝ったのかと聞いている」

 香ばしい匂いを放つ肉から目を逸らさず聞くが返事は返ってこない。
 そうこうしている内に肉が焼けてしまったので皿に移すと、自ら焼いた串肉が乗った皿を持ちトーガは逃げた。

「お、オレこれ置いてくる!」
「あっわたし……」

 謝っていないのか。

 問いが出る前に音が出た。

 パキパキパキと乾いた音を立てて現れた〈氷〉は塊となって二人を襲う。
 二人は宇宙船を出たところで頭や背中を押さえて床に転がった。

「な、どうしたんですか?」
「なにこの氷。どこから――なにこれ? 冷たくないわね」

 トランクスさんといつの間にかいたブルマさんの声が聞こえたが、私は構わず歌った。
 辺りが〈ツララ〉で覆われたころ、再度双子に問いかけた。

「ねえ、謝ったのか?」
「すいません!」
「ごめんなさい!」

 〈ツララ〉が円状に連なりまるで牢獄のように立っている中、二人は頭を抑えて即答した。

 しかし、謝る相手が違うのではないか?
 本当に、頭かちわって中身洗ってやろうかと思った。
 というかそう言ったら二人の身体が震えた。

「ど、どどどどうしたの!? こ、怖いわよサーヤ!」

 トランクスさんの背に隠れたブルマさんは珍しくどもっている。
 安心させるために微笑みかけたが、美しい白い顔が青く変わった。

「……ごめんなさいトランクスさん。ちゃんと謝らせますから」
「えっと? な、なにを?」
「いたずらですよ。全く気づかなくてすみません。保護者失格です。本当に申し訳ないです」
「はっ!?」

 謝りつつ、私はまた〈氷礫〉を落とした。
「ぐあっ」といううめき声の後に聞こえてきたのは、泣きそうな双子の声だった。

「トランクスー!! ごめんー!! なんにも言わないからなんともないと思ってたんだよー!!」
「ごめんなさい! 滝に落としたのはわざと! 目の前にある果物に気付かないからいらっとして足掛けたの! でもお尻に羽刺したのは違う! あれは事故ー!!」

 誠意がこもってない。聞きたいのは言い訳じゃないんだけどな。
 また〈氷礫〉を落とすとトランクスさんに止められた。

「許してますからもういいです!! このままだと氷漬けになってしまう!」
「そそそうよ! やめてちょうだい! 落ち着いて!」
「言い訳をしてる時点で悪いことをしたと思っていないんですよ、この双子は。ただのいたずらにしては内容がひどすぎますからちゃんと反省させないと……大丈夫です。死にはしません。この〈氷〉は冷たくないし、ソタ豆あるし」

 言い終わらないうちに双子の悲鳴とトランクスさんの焦ったような声が重なった。

「家が! 氷漬けになってしまうって言ってるんですよ!」

 あ、そっか。
 それはまずいな。
 じゃあやめようか。

 チルは泣いており、トーガは鼻水が垂れているがどちらも顔が真っ赤に染まっている。

 でも私は後悔してない。

 サイヤ人だからな。
 言って聞くタイプではないのだ。
 かといって小突いたりなんかすると私の手が折れる。

 落とした〈氷礫〉はいつの間にか連結して山になり、双子は頭だけ出ているような状態になってた。
 氷漬けは今まで片手分くらいしかやったことがないけれど、無意識でここまでなったのは初めてだ。

 私は山以外の〈氷〉を消し去り、双子の前に立った。

「最初の話に戻ろうか。そもそも誰が悪いんだっけ?」
「オレたちですっ!! トランクス! ごめんなさいっ!」
「トラ兄ごめんなさいー!! もうしませんー!!」

 私はトランクスさんに向き直り深々と腰を折った。

「本当にすみませんでした。今後なにかあったらその都度教えてください。おねがいします」
「いや、あの……わ、わかりました。もう許してあげてもいいんじゃないでしょうか……?」

 私は頭を上げた。

「お仕置きはまた別ですけど。死ぬ寸前になってからソタ豆食べたほうが効率いいですよね」

 首を傾げそういうと、双子は示し合わせたように同時に泣き叫んだ。

「もう二度としませんっ!! ごめんなさいぃ!!」

 号泣しても許すつもりなぞなかった。
 だって子供がするようないたずらを越えている。
 相手がトランクスさんだったからよかったものの、平和になった後にそんなことを地球人にしたら相手はきっと死ぬ。
 だからまあ、虐待だといわれてもやるつもりだったんだけど。

「言わなかった俺も悪かったし……あの、二人とも反省しているようなので、許してあげて貰えないでしょうか……」
「あ、あははは……私も仲良くご飯食べたいなーなんて」

 チラっと双子を見ると、「ごめんなさいー!」と泣き叫んでいる。
 被害者本人がどうしてもと言うし、家主にも真っ青な顔でお願いされ、しぶしぶ許すことにした。

 しかしどうにも収まりがつかない。
 私は双子の前で腰を落とし、目線を合わせた。

「優しいサイヤ人でよかったねえ。他のサイヤ人だったら即殺されてたぞ……わかってる? 調子に乗るなよ? 次やったら」
「やんない!」

 言い終える前に双子の悲壮な声にかき消される。
 ため息をついてすべての〈氷〉を消し去ってやると、双子は飛び出すようにトランクスさんに抱きついた。

「もうしないから笑いながら殴るのやめて!」
「前に戻って! 謝るからあ!」

「こわいの!」とわんわん泣く双子の姿は一見かわいそうに見えるが、かわいそうなのは抱きつかれているトランクスさんのほうである。

 三人を細目で見ていると、不意になにやら焦げたような匂いがした。
 宇宙船に中に目を移すとシチューからプスプスという音とともに白い煙が……。
 火を消すの忘れてたらしい。
 お玉を持ち上げてみると焦げていたので思わず舌打ちしてしまった。

「サーヤってこっ……強かったのね……てっきり地球人と同じなのかと思ってたわ」

 少々遅くなった晩御飯を食べているときに、先に声を出したのはブルマさんだった。
 視線を向けると、ブルマさんは串に巻きついた肉をフォークで器用に取分けて食べている。

「強くはないですよ。私は声が出ないとなにもできませんから。あれだって気づいたらああなってただけで」
「……無意識でやったんですか?」
「いたずらの内容があまりにひどかったので、ついかっとなってしまいました。部屋まで氷漬けにするつもりはなかったんですが、周りへの調整がうまくできなくて……すみません」

 卵焼きとポテトサラダ、味噌漬け肉を皿に盛りトランクスさんの前に置く。
 そして私は注いだお茶を飲んでみた。
 ヤードラットの人がよく飲むお茶にたまねぎの皮を干したやつ混ぜてみたんだけど、なかなかうまくいったみたいだ。そこそこおいしい。

「あ、ああっとそういえばね、あと1ヶ月くらいでエネルギーが溜るって計算が出たの!」
「本当ですか!?」
「多少前後するかもしれないけど、このままいけばおそらく。ねえ、お茶欲しいなー、なんて」

 タイムマシンの近況に、テーブルにカップを置こうとしていた手が止まった。

 そうだよ。
 私、過去に行くって言ってなかった。

 微笑みの爆弾の処理に手間取ってすっかり忘れていた。

「あの。私も過去に行くので、いない間双子のことをお願いできないでしょうか」

 注いだお茶をブルマさんに手渡しながら聞いてみた。

「へっ」

 ブルマさんはぱちくりと瞬きながら視線を双子に向ける。

 トーガは芋を食べようとしたらしく口元に箸を向けたまま固まり、芋は皿の横に落ちた。
 チルは驚きの表情のままスプーンを口に含んでいる。
 どちらの顔も泣き続けたためか赤くなっていた。

「ほら瞬間移動で他の星に行けるじゃないですか。過去の悟空さんも同じく瞬間移動できるはずなので、ナメック星の場所を教えてもらえば未来に戻ってきてからでも行けるはずです」
「母さん、ナメック星のドラゴンボールが使えるかもしれないんです。いいですよね?」

 付け足すように言ったトランクスさんに視線を移したブルマさんは、呆けたように口をぱっかり開けた。

「もちろんいいけど……アンタ、だから機嫌よかったの? ずいぶんいい顔してるなとは思ったけど、それが原因だったわけ」
「え? 機嫌? ……いやその……確かに、ちょっとやる気は増したけど……」
「……オレ今日ソタ豆2個も食ったんだけど。それはやる気が出たからなのか」

 腫れぼったい瞼で半目になったトーガが不機嫌そうに口を出す。

「過去に行く前にできる限り鍛えておかないとって厳しくしてみたんだけど、そんなに恐かったか?」

 トーガは頬を膨らませ黙った。
 ……恐かったんだな。
 チルも黙ったまま焦げたシチューを食べている。

 しかし過去に行く為に鍛えていたとなると、双子達が恐怖していた修行はいたずらに対しての報復ではないということだ。
 それとなく聞いてみたら、トランクスさんは全くなんのことかわかっていなかった。

「そのイタズラ? が、よくわからないです……記憶になくて。気にならなかったんだと思う、けど……」

 ちょっと困ったふうに言われた時の双子の顔。
 お化けでも見たような顔だった。

 普通いじめられた側ではなくいじめたほうがその事実を忘れるらしいが、なんと言うか……強い。
 18歳なのに、この大人じみた風格。
 次元が違う。

「血とかは口に入ったら危ないので、一応、地球人とのハーフですから気をつけたほうがいいですよ」

 肉を〈かばん〉に入れてなかったら考えうる話だ。
 ウイルスとか寄生虫とかもいるだろうし。それはソタ豆で治らないはず。
 炎症という意味では治るのかもしれないが、寄生虫やウイルスは死なんだろ。

「あっ! じゃああれ必要じゃない!」

 いきなりブルマさんが立ち上がり、そのまま部屋の奥に入っていってしまった。
 荷物をあさり始めたようで物が落ちる音がする。

 忙しい人だなあ。まずごはん食べたらいいのに。

「過去って行ってすぐ帰ってこれんの?」

 芋を頬張りながらトーガは行儀悪くトランクスさんを箸で指した。

「いや……長ければ1週間くらい帰ってこれないかもしれない」

 カラン、と今度は箸が落ちた。

「いっ、しゅうかん!? じゃあオレらどうしたらいいの!?」
「だから鍛えておこうかと思って」

「人造人間に会わないとも限らないし」という言葉を遮り、トーガが叫んだ。

「違う!! オレの飯はどうなるんだ!」

 トランクスさんは黙ってしまった。

「すいません。危機感足りなくて」

「お弁当用意していくからそれ食べて」というとトーガは何事もなかったかのように味噌漬け豆腐を食べ始めた。

「……大丈夫? ……わたしたちと離れても泣かない?」

 チルは心配そうに私を上目で見つめてきた。
 言いたいことはわかる。
 あれだろ? ヤードラットでの話だろ?

「あれは事故だ。問題ない」

 トランクスさんのいる前でそういう話はやめて欲しい。
 弟妹と離れて泣くって姉として駄目じゃん。
 むしろ君たちが泣けよ。泣いてくれよ。
 おねえちゃん行かないで!とかさ。
 今までかけらも言われたことなくて悲しいわ。

「本当に?」と問われたが、それ以上あのときのことを蒸し返されることに危機感を抱いた私は、無理やり話題を逸らした。

「お弁当、なに詰めればいい?」
「むぐん! カレー! から揚げ、親子丼! イカとキャベツの肝炒め食いたい! おにぎりも! 具は梅干以外!」
「え、えっとわたしはグラタンとマリネ! 南蛮漬けも、タルタルいっぱい! お菓子多めがいいな!」

 自分で逸らした話題だが、双子たちは大変よくのってきた。
 それこそ好きなものばかり言い出すので呆れるほかない。
 カレーとかもう弁当じゃないじゃん。
 お菓子に至ってはもうなんも言えん。

「オレ鍋ひとつ分カレー食ってみたかったんだよなー」

 鍋ごと突っ込めという意味だったかー。

「あのねあのねレモネード飲んでもいい? あったよね? ね?」

 原液一瓶預けたら即空っぽになりそー。

 二人ともさっき氷漬けにされて泣いていたというのに立ち直り早いな。

 そう思ったのは私だけじゃなかったらしい。

「うん。まだ余裕があるみたいだし修行がんばろう。がんばればさらにおいしくなるさ」

 トランクスさんが目を伏せてそういうと、双子はぎょっと目を開いて顔を真っ青に変える。
 私は目を細めて頷いた。

「どうぞとことんやってください」
「はい」

 返事をするなりトランクスさんは卵焼きに口をつけた。

 いやー、実に有意義な時間だった。
 トランクスさんのおかげで双子はさらに強くなるだろう。
 微笑んだ隣のイケメンは眼福だし、双子は大人しいし、結果的には良い晩餐ではなかろうか。
 そのままブルマさんが走って戻ってくるまで、実に平和で静かな食卓であった。


◆用語説明◆
微笑みの爆弾……霊界探偵のアニメOP。最初から最後まで同じ曲だった。

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